ボーマス53で頒布したCD曲について、簡単な覚書です。
お手に取っていただきありがとうございます。
追想、25時05分
ショパンのエチュードOp.25-5をオマージュしたインスト曲です。 ショパンで一番好きで、特に美しいその中間部を折り込んだ曲を作ってみたかったのでした。変拍子も少々入ってます。
深夜の部屋で弾きながら物思いに耽る、そんな情景からイメージして制作しました。
珈琲メモリア -Self Remix-
オリジナルは3年前に制作した曲です。データが吹き飛んでいたので、ギター音源以外のデータは新たに弾き直してドラムセットも今風の音に差し替えてみました。
ミクにも1から歌い直してもらいましたが細かいニュアンス以外ほとんど変わっていないことに驚きました。しゃくりやビブラートくらいしかわからないかも
もしや教える側の技術が向上していない...?
悪夢と呼べたら
当初のタイトルは「明晰夢」でした。いつの間にか悪夢になっていました。
理想も現実も諦められない、どこにも行けない感情をテーマに作りました。温度差があると大抵のことは空中分解してしまう。
結構実験的に作ろうと思い、その場で足踏みするようなテンポ感、リバーブと空白を多めに含めることを意識して制作しました。
あなたが前に進むこと、忘れられること、そして未だ夢に見てしまうこと。
そのすべてを悪夢と呼べたら。
Never
元々ずっと前から作ろうとしていた曲で、活動を区切るならこれかなと思っていたテーマです。
サビの歌詞に対しての答えがそのままタイトルに据えてあって、答えありきで感情をつらつら並べていきました。否定するとわかっている分、より芯に近く痛く暖かい歌詞になったかもしれない。言葉ならいくらでも部屋の隅に転がってます。なのに尾崎放哉からも少し拝借しています。
n-bunaさんのアルバムが大好きなこともあって、アルバム最後に一番良いものを置きたいという思いがあり「追想メモリア」を締めるにふさわしい曲が書け安堵しています。
その他 戯言
CDを世にばらまくことに成功したということはニコニコとYoutubeが吹き飛んでも曲が残り続けるということです。誰かの手元に残り続けるというのはそういうことで、それが一番の目的でした。これで死んでも安心して成仏できます。
Comments